幼生が大きくなり「もうすぐ上陸?」と思ったら・・・。先のことを考えて、ちょっと餌を変えてもいいかも? 
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さんすよ

 本来「捕食可能な生き物がいるのに、拒否する」のは異常。しかし飼育下では、そのような個体を見かけるのも事実・・・。自然下ではどうなのでしょう?私的に「やはり(自然下でも)そういう個体がいるのでは?」と推測しています。・・・勝手に。




(ちょっとやだな)

 アカムシのアップです。ウジョウジョ系の活き餌の中では、ましな方。

 でも、アップで見ていると寒くなってきます。

 赤く透き通って「ルビーみたい」言う方もいますが・・・。


もうすぐ上陸する幼生の餌
 
 幼体になった時のことを考えて、「上陸予備軍の幼生」の餌を変えるのもいいと思います。
これは「絶対に必要という訳ではない」と思います・・・。(「そこまで考えなくても?」と感じられる方が多いでしょう)

 あくまで「ウチの場合」ですが、参考程度にお披露目します(意外とたくさんのご質問を頂きましたので・・・)。幼生が幼体になった時、急激な環境の変化(水域から陸域へ)になかなか慣れる事ができず、餌を食べずに死んでしまう・・・
上陸してすぐにはは餌を食べないことが多いのですがずーっと餌を食べないまま死んでしまう・・・そんな幼体が結構います。(1匹が死んでしまうことで、飼育ケースが腐敗菌やアンモニア等の有害物質で汚染され、次々とお☆さまに・・・なんて言う怖い事もあります)

 「しっかり湿った隠れ家」「安定した低温」「動きの鈍い餌」の三拍子で、切り抜けられることがほとんどですが、それでも「幼体になったばかりの子」は食いが渋いです。1ヶ月経っても何も食べてくれない子を見るのは、飼育者としてはつらいですね。「今日はどうかな」「明日こそ」。・・・ドキドキです。上陸した後、ちょっとでも餌を食べやすくさせられたら・・・そんなつもりで行き着いた方法(至ってシンプル)です。


「生きたアカムシ」「生きた小さなミズムシ」の利用

 方法は簡単です。
 幼生が大きくなり「上陸が近いな?」と感じたら、イトミミズのような「水がないとすぐ死んでしまうもの」から、徐々に「水の中で生きていられる+湿った陸上なら簡単に死なない(動く)」生物に変えて行きます。これは「大きな幼生のために」と言うより、幼生が上陸した後のことを考えて行います。

 上でも書きましたが、上陸直後の幼体は、普通1〜3週間ほど餌を食べないことが多い上に、餌を食べられるようになっても「見慣れない餌=異物=食べない」ことが考えられるためです。幼生の時、アカムシなど「湿った陸上でもよく動く餌」を食べさせて(見させて)おくと、幼体になった後、陸上でも与えられますし、高確率でしっかり食べてくれます。
 これは、「幼生の時から食べさせた餌ならば、安心して捕食してくれるだろう」と言う、単純な発想が生んだコツ(?)です。実際、上陸したての幼体が餓死・拒食することは激減し、「こんな単純なことが有効な手だてになるの・・・。へぇ・・・」と感じています。

 もちろん幼生でも幼体でも、本能として「動く小さな物」ならば興味を示し、捕食しようとするはずで、本来「ちゃんとした餌がありながら、餓死・拒食する」ことはないはずでしょう。しかし、飼育下では現実に結構あることです・・・。飼育者側が対応するしかないでしょう・・・。

 さて、この場合、「生きたイトミミズなど」から「生きたアカムシ」に変えることがほとんどですが、「小さなミズムシ・ヨコエビ」も使えるようです。「アカムシ」はお馴染み、蚊の幼虫です。大きな釣具屋さん(上州屋さんとか)なら、ほぼ年中注文購入できますし、お値段も手頃。低温(約5℃)なら3週間は軽く保ちます(タッパーに少し水を入れて、冷蔵庫に入れておくだけ)。イトミミズに慣れた幼生たちも大抵(約2週間)でアカムシに慣れてくれます。

 ・・・最後まで(上陸するまで)、アカムシを食べない子もいますが、少なくとも「敵」とは認識しないようになります。始めは従来の餌を多く入れて、だんだんアカムシの割合を多くするのが理想です。しかし、なかなか難しです。・・・一時期とは言え、2種類の餌を確保しなければなりませんから。
 ウチでは、「ある日一気に餌の移行」ということもあります。

約7gのアカムシ
たった7gでも多いです。じっくり見ると寒気が・・・。
アカムシと上陸が近い幼生
黒っぽい個体の方が早く上陸することが多いです。


 さて、「ミズムシ・ヨコエビ」とはどんな虫でしょう?

 「ミズムシ」は「ワラジムシ」によく似た、水に住む生き物です。全国どこでも、比較的有機物が多く含まれた水中(あまりきれいでない水の中)にたくさん住むことから、「汚れた水」の指標生物としても有名(?)です。汚れた川で、石の下流にザルを持って構え、石をひっくかえすと(たくさん捕れるときは)背筋がひんやりするくらい「うじゃうじゃ」ザルに入ります。また、川に溜まった落ち葉やビニール袋などのすき間に潜んでいることも多いようです。

 「ヨコエビ」も「ワラジムシ」に似ていますが、もっと扁平した形・・・車エビみたいに(でもエビとは思えない姿)・・・で、ミズムシよりきれいな水に住み、上流域の水に溜まった落ち葉の間や、比較的きれいな池・沼にも生息しています。おそらく、止水性・流水性のサンショウウオたちの恰好の餌となっているでしょう。どちらも共通して「充分湿った場所」ならば陸域でも生きていける・・・水に強い・・・のが特徴です。幼生のうちに、こういった「湿った陸ならOK」なムシたちに慣れてさせておけば、幼体になった後もためらいなく食いついてくれることが多いです。

 「アカムシに慣れてしてしまうと、他の餌を食べなくなるのでは?」と心配になってきますが、ある程度大きくなれば、ゆっくりと大きめの他の餌・・・ワラジムシ・ミルワーム・ブドウムシ・・・を追いかけるようになります。
 こう書きつつ、せっかちな私は「前の餌はよく食べるけど、新しい大きな餌は食べてくれない・・・」なんて、毎年思ってしまいます(苦笑)。


 無事に幼体になってくれた子たちです。まだまだ手足の動きもぎこちなく、「すぐ餌を食べられる状態ではないなぁ」と見ただけでわかります。乾燥にも弱く、暗く湿った所が大好き。しかし、中には意外と素早く動き、走り回る子もいます。中には陸域と水域を彷徨しつつ体を慣らしているお利口さん(?)もいます。

・・・少しずつ、でもはっきりと個性が見えてくる時期です。


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